キャリアの料金プランの内訳を暴露しましょう
今使っているスマートフォンの料金がどれくらいかかっているか、
確認したことありますか?
私が格安SIMや格安スマホに興味をもったのは、
大してスマホを使ってもいないのに、なぜ高い料金を払うのか?といった点でした。
私は、電話もほとんどしません。
平日のお昼時に、スマホでネットを見るくらいです。
月にいくらかかっているのか
まずは、自分の電話料金を確認してみましょう。
私の場合、直近の電話料金は、7,793円。大体8,000円弱といった料金がかかっていました。
スマートフォンの値段が高いとは思っていましたが、
これは格安スマホに乗り換えてから、一層高いと感じるようになりました。
では、キャリアの料金プランの内訳を暴露しましょう。
キャリアの料金プランはデータ通信料が割高
キャリアは2014年に新しい料金プランを発表しています。
格安SIMの台頭に備えて打ち出されたこの料金プランの目玉は、
基本使用料2,700円で国内通話がかけ放題というものです。
格安スマホを使うと、通話料金は30秒あたり20円になります。
「電話をよく利用する」という人たちの囲い込みがしたいということなのでしょう。
しかし、キャリアの契約にかかる料金はこれだけではありません。
最も大きいのは、データ容量プランです。
これは、2GBで3500円。
格安SIMと比べてみてください。
格安SIMの場合、2GBのデータ容量であれば、月1,000円以下です。
そして、こうした料金を足していくと、
大手キャリアの料金は、6500円以上かかる仕組みとなっています。
キャリアは儲け過ぎ!?
NTTドコモが発表している損益計算書を見てみると、その優良企業ぶりにびっくりします。
2013年3月
営業収益:44,701億円
営業利益:8,372億円
純利益:4,807億円
2014年3月。
営業収益:44,612億円
営業利益:8,192億円
純利益:4,560億円
2015年3月。
営業収益:43,834億円
営業利益:6,391億円
純利益:3,980億円
連結の数値しか発表されていませんが、2014年3月時点で、ドコモの営業利益率20%です。
日本を代表する企業のトヨタは、営業利益率で10%ほど。
儲け過ぎと言われてもおかしくないでしょう。
そして、携帯通信会社は、国の認可が必要となります。
これによって、業界内の競争が発生してこなかったというわけです。
格安SIMはライトユーザーとヘビーユーザーの棲み分けを促進
格安SIMは、そうした閉じられた業界に競争を発生させ、
あまりスマホを利用しないユーザーとヘビーユーザーのの棲み分けを図るという
総務省の考えなのでしょうね。